「花粉症で口内炎?」と思う方も多いかと思います。
花粉症の症状と言えば、くしゃみ・鼻水・鼻詰りや、目のかゆみなどといった症状をすぐに思い浮かべると思うのですが、実はこれら全ての症状は粘膜に関するトラブルなんです。
口内炎も、口の中の粘膜が炎症を起こしている状態ですので、花粉症の影響を受けて口内炎の症状が出ることも、納得できる様な気がします。
そこで今回は、花粉症で口内炎の症状が出る原因と、その対策を5つご紹介しますので参考にして下さい。
花粉症で口内炎の症状が出る原因
- 花粉症治療薬の副作用
- 花粉症による口腔アレルギー症候群(OAS)
実は、花粉症が口内炎の直接的な原因になっている訳ではなく、花粉症による二次的被害と言った意味合いが強いです。
花粉症治療薬の中には、口の中が渇くなどの副作用が出る薬があります。
口の中が渇くことで、普段は唾液に守られていた口の中の粘膜が、傷ついたり細菌の影響を受けたりすることで、口内炎が出来やすい状態になっています。
あと、イネ科やシラカバなど一部の花粉症には、口腔アレルギー症候群(OAS)と呼ばれる食物アレルギーを併発する花粉症もあります。
口腔アレルギー症候群は、ある特定の果物や野菜などにアレルギー反応を起こしてしまい、発症すると食後すぐ、口の中が痒くなったりする症状が出ます。
口内炎も口腔アレルギー症候群が原因になっています。
<その他の口内炎の原因>
- 疲労
- 免疫力の低下
- ウィルス性
- 細菌の増殖
- 入れ歯などで傷つける
5つの口内炎対策
- ガムや飴などで唾液の分泌を活発にする
- こまめな水分補給
- うがい薬や洗口剤でうがいをする
- 歯磨きを欠かさない
- 口内炎の塗り薬を使用する
口内炎対策の基本は、口の中を乾燥させないことと口の中を清潔に保つことです。
ガムや飴、こまめな水分補給は口の中の乾燥を防ぐのに有効です。
あと、うがい薬や洗口剤でうがいをすることで、口の中を清潔に保つことが出来ますので、イソジンやリステリンなどのうがい薬がおすすめです。
洗口剤は、アルコール成分の含まれていないものを選ぶと、口内炎がシミなくていいでしょう。
また、口内炎を直接的に治す方法は、ケナログなどの口内炎の塗り薬を使用してみてください。ただし、ケナログはよく効きますが、口内炎の初期症状には効き目がありますが、少し時間のたった口内炎にはあまり効きにくいので、口内炎が出来てすぐに使用するようにしましょう。
ご紹介した対策で、口内炎の塗り薬の使用以外は、口内炎の予防対策にもなっていますので、口の中の乾燥や口の中を清潔に保つことを、普段の日常生活でも意識的に取り組んでみて下さい。
長期間治らない口内炎はすぐに病院へ行きましょう
数週間経っても口内炎が治らない場合は、口腔ガンの可能性もありますので、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。
初期の口腔ガンなら、完治する確率も高くなりますので、たかが口内炎と思って放置しないようにしましょう。
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