北海道には、スギやヒノキなどの花粉症がないことで有名ですが、実は北海道にも花粉症はあります。
シラカバ花粉症は北海道で多く見られる花粉症の一種ですが、シラカバの樹木は主に北海道や北陸地方から東海地方にかけての地域に多く分布していますので、東京や大阪などではあまり馴染みがないかもしれませんね。
このように、北海道の5月から6月にかけての時期は、シラカバの花粉症のピーク時期にもなりますので、旅行先としての人気の高い北海道に旅行などで訪れる際には、ぜひ今回ご紹介する内容を参考にして、ぜひシラカバ花粉症対策にお役立て下さい。
シラカバ花粉症のピーク時期・発生地域
- シラカバ花粉の飛散ピーク時期・・・5月から6月
- シラカバ花粉症の主な発生地域・・・北海道地域が特に多く、北陸地方から東海地方にけても分布しています
シラカバ花粉の飛散のピーク時期は、5月から6月ころになりますので、シラカバ花粉症のピーク時期も5月6月になります。
北海道地域が特にシラカバ花粉症の方が多いのですが、北陸地方から東海地方にけてもシラカバは分布していますので、生活圏近くにシラカバの樹木がある場合は、一応花粉症対策が必要なことを認識しておきましょう。
シラカバ花粉症の主な症状
- くしゃみ・鼻水・鼻詰り
- 目のかゆみ
- 咳
シラカバ花粉症の主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻詰りや目のかゆみなど、一般的な花粉症の症状とあまり変わりません。
しかし、一部には食物アレルギーを併発するケースもあり注意が必要です。
口腔アレルギー症候群(OAS)といって、シラカバ花粉症の方がリンゴやモモなどの食べ物を食べた後に口の中が痒くなったりする症状が出る場合があります。
口腔アレルギー症候群(OAS)は、食物アレルギーの一種なので症状が重症化すると、アナフィラキシーショックを引き起こす原因にもなり、大変危険ですので、口の中や喉に痒みや違和感がある場合は、一度病院で検査して原因を特定するようにしましょう。
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ハンノキ花粉症を併発しやすい
またシラカバ花粉症の方は、ハンノキ花粉症を併発しやすい傾向があります。
ハンノキ花粉症も北海道で多く見られる花粉症ですので、ハンノキ花粉症のピーク時期である12月から1月にかけての時期は、ハンノキ花粉にも注意が必要です。
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シラカバ花粉症対策
- 家の中に花粉を取り込まない
- 花粉の飛散時期は出来るだけ窓を開けないで換気する
- 空気清浄機の使用
- 帰宅後すぐのうがいや手洗いや洗顔
- 外出中のマスクの着用
- 外出する回数を出来る範囲で減らす
シラカバ花粉症対策の基本は、スギやヒノキの花粉症対策と特に変わった部分はありません。
対策の基本は、家の中に花粉を入れないことと外出時のマスクの着用です。
花粉を家の中に入れないためにも、帰宅時には家の中に入る前に、玄関先で体に付着した花粉をできるだけ払うようにしましょう。