5月~8月にかけては、イネ科の花粉症がピークの時期を迎えますが、イネ科の花粉症の中でもカモガヤはその代表格です。
スギ花粉症の方は、カモガヤの花粉症にもなりやすと言われていますので、併発しないようにこれからの季節は充分に注意が必要です。
また、何らかのイネ科の花粉症を発症している方は、別のイネ科の花粉にも反応しやすいので、そういった意味でも注意が必要になります。
スギ花粉症の患者の50%はカモガヤ花粉症になる?
スギ花粉症の方の約50%が、カモガヤの花粉症を発症する可能性があります。
イネ科の花粉症の中でも、カモガヤの花粉症が一番多く見られるのは、こういった理由があるからかも知れません。
またカモガヤは、日本全国の河川敷や堤防などに多く生息しており、普通の人の生活圏に近い場所に生息していて接触機会も多いので、カモガヤの花粉には特に注意が必要です。
カモガヤ花粉症の症状自体は、くしゃみ・鼻水・鼻詰りや目の症状などで、一般的な花粉症の症状とあまり変わりません。
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カモガヤ花粉はOAS(口腔アレルギー症候群)の原因になっていて要注意です!
カモガヤの花粉症にかかると厄介なのが、OAS(口腔アレルギー症候群)と呼ばれる食物アレルギーを併発する可能性が高くなってしまうことです。
OAS(口腔アレルギー症候群)にかかると、果物・生野菜・スパイス・ナッツ類などの食物を食べた際に、口の中の粘膜が腫れたり、口の中がイガイガしたり、かゆくなったりするアレルギー症状を起こします。
ただでさえ、くしゃみ・鼻水・鼻詰りや目の痒みなどの症状で鬱陶しいのに、さらに食物アレルギーまで併発してしまうと、大いに不便な生活を強いられてしまいますので、5月~8月の時期はカモガヤ花粉症に注意したいところです。
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イネ科の花粉症対策はその植物に近づかないこと!
カモガヤを含むイネ科の花粉症対策は、基本的にはその花粉の飛散距離が短いために、対象となる植物に近づかなければあまり花粉症にかかる心配はありません。
イネ科の花粉症の対象となる植物は、河川敷や堤防、空き地などに生息していることが多いですから、基本的には5月~8月の時期はなるべく近づかないようにして、もし近づくケースが発生した時は、マスクの着用を忘れないで下さい。
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