2月になると、そろそろスギ花粉が飛び始める時期になりますが、花粉症の方の中には、口の渇きの症状を訴える方もいます。
口の渇きは、ドライマウスと呼ばれることもあり、ドライマウスが原因で起きるトラブルもありますので要注意です。
そこで今回は、花粉症で口の渇きの症状が出る原因や対策について、ご紹介したいと思いますので参考にして下さい。
花粉症によって口の渇きが起こる原因
- 花粉症治療薬の副作用
- 口呼吸
花粉症によって口の渇きが起こる原因は、花粉症治療薬の副作用と口呼吸のこの二つが主な原因になっています。
花粉症治療薬の中でも、第一世代の抗ヒスタミン薬やステロイド系の治療薬など効き目の強い薬には、口の渇きの副作用が出るものが多いです。
口呼吸に関しては、花粉症のシーズン中は日常的に鼻詰りの状態になっていますので、自然と口呼吸の頻度が多くなります。
口呼吸の頻度が多いと、口の中が渇き易くなりますので、薬の副作用で更にドライマウスが進行する結果になっています。
7つの口の渇き対策
- 治療薬の種類を変えるか量を減らす
- 多めに水分補給する
- マウスピースの装着
- 鼻詰りの改善
- 鼻呼吸を意識的に行う
- 食事の際はよく噛む
- カフェイン・アルコール・ニコチンの摂取を控える
口の渇きの原因には、薬の副作用による場合も多いので、まずは病院で医師と相談して、第二世代の抗ヒスタミン薬に治療薬を切り替えるか、服用する薬の量を減らすなどの対策を考えてみて下さい。
また、単純な対策になりますが、水分補給を意識的に多く摂ることも、対策としては効果的で取り組み易いと思います。
鼻呼吸を意識的に行うことも大切なことです。
口呼吸の弊害は、ドライマウスだけでなく、直接喉にウイルスなどが付着して、風邪やインフルエンザにかかり易くなったりしますので、この機会に鼻呼吸を日常生活に意識的に取り入れてみて下さい。
鼻呼吸に切り替えるためにも、鼻詰りの改善や就寝時のマウスピースの着用なども検討して下さい。
私もスギとヒノキの花粉症で、寝ている間はほとんど口呼吸になっていて、対策として実際に就寝時にはマウスピースを着用しています。
知人の歯科医師の勧めで行っているのですが、慣れてきたらあまり気にならなくなりました。
おかげで、寝ている間の口呼吸はかなり改善できています。
あと、食事の際によく噛むことで、唾液の分泌を促進することが出来ますので、口の渇き対策の一つになります。
またよく噛むことで、消化が良くなって便通も良くなりますので、普段便秘気味の方にも嬉しい効果が期待できます。
それに、よく噛むことで満腹中枢が満たされて、いつもの食事量よりも少なくても満腹感を感じるようになりますので、ダイエット効果もあります。
口の渇きは様々なトラブルの要因になる
口の渇きいわゆるドライマウスは、様々なトラブルの要因になっています。
虫歯や歯周病の原因になったり、口内炎や口臭の原因にもなったりします。
また、気付かないうちにドライマウスになっていたりしますので、花粉症の症状が出ている方は、口の渇きにも注意して生活してみて下さい。
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