最近は、花粉症発症の低年齢化が進んでいて、平均7才で花粉症を発症し始めると言うデータがあります。
幼い乳幼児期からの花粉症発症のケースもありますので、花粉症を発症した場合の対応など気になるところです。
そこで今回は、子供が花粉症の場合の正しい薬の選び方と、正しい対処法をご紹介しますので参考にして下さい。
子供の花粉症の薬の正しい選び方
まず最初に言っておきたいのが、基本的には市販薬は使用せず病院に行って処方薬を使用ことがベストだと思います。子供の場合は薬の効き目や副作用などを確認しながら、自分に合うような薬を見つけることは難しいですし、また親が子供の薬に対しての効き目や副作用の出方を正確に判断することも難しいと思いますので、病院での処方薬をお勧めします。
あと、2才未満のお子さんが花粉症の場合は、病院で処方される薬以外は絶対に使用しないで下さい。
子供の場合は鼻詰りの症状がよく見られますが、鼻詰りに効く市販の点鼻薬の多くには、血管収縮剤が入った薬がほとんどです。
2才未満の子供に血管収縮剤を含んだ点鼻薬を使用すると、最悪の場合ショックや心停止、痙攣などの症状が出るケースもありますので、自己判断で市販薬を薄めて使用したり、回数を減らして使用したりしないで下さい。
また花粉症を発症している子供の場合、アトピーや喘息を併発しているケースも多いですので、他の併発している病気の薬のこともきちんと把握して、花粉症治療の際には小児科の医師にも説明出来るようにしておきましょう。
あと、花粉症の症状がひどい場合、ステロイド系の薬を処方されるケースもありますので、その場合は慎重に医師と相談の上、副作用などのことをしっかりと相談して、薬を使用するようにしてください。
<ステロイド系の治療薬の一般的な副作用>
- 免疫力低下
- 糖尿病
- 胃潰瘍
- 骨粗鬆症
- 白内障
- 緑内障
- 成長障害(子供の場合)
子供が花粉症かも?正しい対処法
子供の場合、自分の症状を正確には伝えられませんので、子供に花粉症の疑いがあっても、まずは先入観を持たずに、診察を受けるようにしましょう。
その際は、小児科と耳鼻咽喉科の両方の科がある病院に行くことをおすすめします。
まずは小児科で総合的に診察してもらい、花粉症の結論が出た段階で、耳鼻咽喉科で治療を受けることがベストだと思います。
3才を目安にアレルギー検査を!
子供が3才くらいになった時点で、一度病院でアレルギー検査を受けることをおすすめします。
早めにアレルギー検査を受けることで、子供が何に対するアレルギーを持っているのか把握することができますので、仮に食物アレルギーなどが判明した場合でも、適切な対応が取れますので、一度アレルギー検査を受けることをおすすめします。
他の病気の可能性も!?
インフルエンザや風邪など他の病気の可能性もありますので、早めに病院で適切な治療を受けるように心がけましょう。
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