1歳未満の乳児でも花粉症になる可能性はあります!

これまでは、花粉症シーズンを2回経験していない1歳未満の乳児が花粉症になることは理論的にはないとされてきました。

そこで今回は、1歳未満の乳児の花粉症の症状の特徴とその対処法について検証していきたいと思います。

 

妊娠中の母体の中で一度目の花粉を経験するケースもある!

生まれてから1年未満の乳児が、花粉症シーズンを2回経験することは物理的にもつじつまが合わないので、今までは花粉症になることはないように思われてきましたが、妊娠中の母体の中で、お母さんを介して花粉を経験するケースもあることが最近になって判ってきたみたいです。

 

乳児の花粉症の症状の特徴!

基本的には大人の花粉症の症状と共通点も多く見られますが、自分で意思表示できない乳幼児が相手ですからその辺りは周りの大人が注意深く見守っていく必要があります。

乳児の場合も鼻水の症状が特に特徴的で、風邪などの場合は粘りのある薄黄色の鼻水が出ますが、花粉症の場合はサラサラの無色の鼻水が出ます。

その他にも、くしゃみや鼻づまり、目の充血や涙目・まぶたが腫れるなどの目の症状が出ますが、この辺は大人の花粉症の症状とあまり変わりませんね。

 

花粉症にならないための乳児期の対処法!

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花粉症を発症するまでの経緯としては、乳児期に湿疹を経験し、幼児期にアレルギー疾患が始まる。

幼児期のアレルギー疾患としては、

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 食物アレルギー
  • 気管支喘息

などが挙げられます。

こういった経緯を踏まえて5~7歳くらいに花粉症を発症する子供が最近増えてきていることが判ってきています。

ということは、乳児期にかかる湿疹に気を配ることに注目する必要があり、それに対しての適切な対処をして花粉症になる確率を少しでも減らす努力をしましょう。

 

湿疹やアトピー性皮膚炎の予防には肌の保湿がカギ!

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湿疹やアトピー性皮膚炎にならないためにも、乳児期の間から保湿クリームを塗ってあげたり、部屋の湿度を少し高めの60%前後に保つことが肌にとっては最適です。

加湿機能付きの空気清浄機や加湿器などを利用してぜひ対策してみて下さい。

 

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