食生活が体を作るというのは生きていく上での基本だと思います。
もちろん、暴飲暴食を繰り返せば体調を崩すでしょうし、栄養バランスが偏ってしまってもからだの何処かに不調が現れます。
アレルギーの中には、食べ過ぎることで発症するケースもあります。
みなさんが口にする食事には少なからず”油”が使われていると思います。
私も油分はとても好きで、ヘルシーな食事よりもこってりとした食事をしてしまいがちです。
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プロスタグランジンとは?
マヨネーズやサラダ油にはリノール酸という必須脂肪酸が含まれています。
必須脂肪酸ですが、体内に取り入れることによりオメガ6脂肪酸のアラキドン酸になり、そこからプロスタグランジンを生み出します。
アラキドン酸にシクロオキシゲナーゼ(COX) が作用すると、アラキドン酸カスケードに入りプロスタグランジンG2 (PGG2) が合成され、その後プロスタグランジン又はトロンボキサン系が合成される。アラキドン酸にリポキシゲナーゼが作用するとロイコトリエン合成系に入り、ロイコトリエンが合成される。
PGG2からは、プロスタグランジンまたはトロンボキサンが合成される。
引用元 : wikipedia
このプロスタグランジンというものがアレルギーの原因と言われ、腫れ・熱・痛みなどの症状を引き起こします。
リノール酸を取りすぎる事がこれらの元凶となってしまう可能性があるのです。
一般的に使われている抗アレルギー薬やステロイドは、この成分変化の過程をどこかで遮断、阻止することで効果が発揮されています。
ですので、サラダ油やマヨネーズの摂取量を控えることによりアレルギー症状の暖和に繋がるというわけです。
アレルギーの救世主オメガ3脂肪酸
同じ油でもオメガ3脂肪酸はプロスタグランジンを低下させる働きがあることも研究結果として発表されています。
オメガ3脂肪酸には青魚に多く含まれている油分であるDHA やEPA
大豆やエゴマに含まれるa-リノレン酸などがあります。
また、オリーブオイルにも同様の効果が期待できます。
オリーブオイルの中でも、エクストラバージンオリーブオイルにはオレオカンタールが含まれています。
オレオカンタールには抗炎症作用と抗酸化作用を有する物質として発見され、非ステロイド性抗炎症薬に似た働きをすることがわかっています。
毎日50gのオリーブオイルを摂取することでイブプロフェンを1日あたりの成人摂取量10/1を摂取するのと同じ効果があると言われています。
普段の食生活を少し変え、リノール酸を多く含むマヨネーズやサラダ油を少なくし、DHA EPAを多く含む青魚や、a-リノレン酸を多く含む大豆やエゴマ、オリーブオイルを取り入れることで少しずつですが完治に向かうことができるようです。
もちろん日々の食生活は自身の体調管理の一部です。
健康でいつまでも元気に過ごせるように食生活を見直すことをオススメします。
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