今現在、日本での花粉症患者数は約3000万人とも言われています。

これまでは、花粉症は不治の病というのが定説でしたが、本当に完治する可能性はないのでしょうか。

今回は様々な花粉症治療の特徴などを踏まえつつ、完治する可能性のある治療法はないかを検討してみたいと思います。

 

薬の服用やレーザー治療法などは対症療法!

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基本的にお薬の服用レーザー治療法などでくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を緩和させる治療法は対症療法になります。

対症療法とはいわゆるその症状自体を直接的に緩和させる方法で花粉症自体が完治するわけではなく、治療を止めればまた元の症状に戻ってしまいます。

薬の服用であっても、市販薬・処方薬を問わず服用を止めたら症状が出始めます。

レーザー治療法でも個人差はありますが、その効果の持続は1~5年くらいと言われています。

 

減感療法は根治療法だが・・・

薬の服用やレーザー治療法が対症療法に分類されるのに対して、減感療法は唯一花粉症を完治させることが出来る治療法とされてます。

減感療法とは、自分の体がどのアレルギー物質に対してアレルギーを起こすのかを事前に検査して、そのアレルギー物質を徐々に体内に取り込むことで、体がアレルギー反応を起こさないようにするという治療法です。

減感療法には主に皮下免疫療法舌下免疫療法の2種類があります。

皮下免疫療法は注射にて直接アレルギー物質を投与する方法です。

舌下免疫療法は舌の下にアレルギー物質を投与する方法です。

両治療法とも治療法としての考え方は同じですが、治療の方法が違うという認識で構いません。

元々は皮下免疫療法が主に行われていましたが、治療時の痛みや通院頻度などのデメリットが原因であまり広まらなかっでのが事実です。

治療には週1回から月数回程度の通院を最低でも約1~2年間は継続する必要があり、中々普段忙しくしている社会人が実行できる可能性は低く、あまり現実的な治療法とはならなかったみたいです。

 

舌下免疫療法は花粉症の根治療法だが・・・

舌下免疫療法は花粉症を完治させることが出来る、花粉症患者にとっては唯一の画期的な治療法ですが、今のところスギ花粉にのみ有効で、ヒノキやイネ科の花粉やブタクサなどの他の花粉症には有効ではないらしいです。

それでも花粉症患者の約8割はズギ花粉症患者だとされてますので、大半の花粉症患者が待ち望んでいたと思います。

私の場合は、スギとヒノキの花粉症なので、早くヒノキや他の花粉症にも有効な治療法が開発されることを待ち望んでいます。

 

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