今現在日本には、約3000万人の花粉症患者がいると言われていますが、まだ花粉症ではない方も安心はできません。
もしかして、これは花粉症の症状かもと思った方は、病院でアレルギー検査をしてもらい、処方薬を服用することをおすすめします。
そこで今回は、初めて花粉症の症状が出た時にどう対処しどんな薬を選んだらよいのか、ご紹介しますので参考にしてください。
花粉症かもと思ったら病院ヘ行きましょう
2月から4月にかけての時期に、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどの症状が出た場合は、花粉症の可能性かも知れませんので、一度病院ヘ行ってアレルギー検査を受けるようにして下さい。
今まで花粉症になったことのない方でも、急に花粉症になりますので、病院で原因を特定しておくべきです。
花粉症の原因であるアレルゲンは、スギ花粉だけとは限らないからです。
スギ以外にも、アレルゲンとなる花粉があるのであれば、その花粉の飛散時期に合わせて、事前に処方薬を服用するなどの対策がとれるので、花粉症の原因の特定は治療と対策の第一歩になります。
効き目の強さと副作用の強さは比例する
基本的に、薬は効き目の強い薬はその副作用も強く出る傾向があります。
効き目の強い薬は、眠気などの副作用も強く出ますので、仕事などにも影響が出る場合があります。
最初は、できるだけ効き目の弱い薬から試していくほうがベストですので、病院では医師に相談してみて下さい。
効き目の弱い薬と強めの薬を処方してもらい、症状に合わせて飲み分けてみて、自分に合った薬を見つけるイメージです。
市販薬と処方薬のどっちいいの?
市販薬ではダメなのか?処方薬じゃないとダメなのか?意見が別れるところですが、初めて花粉症になった方は、絶対に処方薬をおすすめします。
初めて花粉症になった時は、最初花粉症という認識が薄いので、的外れな市販薬を選んで服用して、症状の改善が一向に得られないということもあります。(実際に私がそうでした)
それに病院でアレルギー検査を受けて、アレルゲンとなる花粉の種類を知っておくことも大事なことです。
まずは病院ヘ行きましょう。
薬の服用は対症療法
市販薬であっても、処方薬であっても、薬による治療は対症療法なので、花粉症が完治する訳ではないです。
花粉症を完治させるには、スギ花粉症のみの方は舌下免疫療法、スギ花粉症以外の方は皮下免疫療法がベストです。
舌下免疫療法も皮下免疫療法も、どちらも100%の方が完治する訳ではないですが、現時点ではこれらの治療法がベストだと思います。
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