湿度の高い梅雨の時期や猛暑が厳しい夏の時期は、熱中症の心配が高まりますが、高齢者の方は熱中症になりやすいので特に注意が必要です。
高齢者の隠れた脱水症状が熱中症の原因になっている場合が多く、脱水症状の対策をすることで、熱中症の予防にかなりの効果があります。
そこで今回は、高齢者の脱水症状と熱中症との関係についてと、高齢者の隠れた脱水症状を未然に防ぐ対策をまとめましたので、これからの熱中症が心配になる時期を乗り切るための参考にして下さい。
脱水症状対策がと熱中症の予防に効果的な3つの理由
- 高齢者は脱水症状をおこしやすい
- 高齢者の脱水症状は見極めにくいために熱中症へと発展しやすい
- 脱水症状を未然に防ぐことで熱中症のリスクを低下することが出来る
脱水症状は熱中症の初期段階の症状のひとつですので、脱水症状を未然に防ぐことが熱中症の予防になります。
高齢者の方は、若い人に比べて体内の水分量がもともと少ない上に、のどの渇きを感じにくくなっているために、水分補給の量も不足しがちになり、体が水分不足になりやすいため、脱水症状を起こしやすい傾向にあります。
また、高齢者の方は他の持病を抱えている方も多く、体調の変化にも気づきにくい場合が多いです。
そのため、脱水症状を起こしかけていても見極めにくいです。
気づかいないうちに脱水症状を起こして、そのまま熱中症になるケースがありますので、隠れた気づきにくい脱水症状のサインを見逃さずに、適切な対応をすることで脱水症状を未然に防ぐことが出来て、熱中症の予防にもつながってきます。
高齢者の隠れた脱水症状の対策
- 節約のためにエアコンを止めたりしない
- 温湿度計を置いておき高温多湿にならないようにチェックする
- 服装で暑さ調節をする
- 喉の渇きがなくても定期的に水分補給を忘れない
- 栄養バランスを考えた食事を心がける
脱水症状の対策は、家の中での対策と外出時の対策があります。
家の中では、とにかく室内が高温多湿の状態にならないようにすることが重要です。
電気代を気にしてエアコンを止めたりなど無理な節約は体に負担がかかるだけなのでやめましょう。
また、温湿度計は部屋の中に置いておいて、定期的に2~3時間おきにはチェックするようにして、部屋の中が高温多湿にならないようにしておきましょう。
気温が高いだけではなく、湿度が高い場合にも脱水症状や熱中症は起こりやすいですから、湿度にも気をつける必要があります。
あと、のどが渇いていないと感じても、水分補給は定期的に行うようにしましょう。
外出時は、夏なので当然外の気温は高いですが、お店の中や建物の中では空調が効き過ぎていて寒く感じることも多いかと思いますので、首にスカーフを巻いたり、上着を羽織ったりして体温調節できるように、出かける前に準備しておきましょう。
急激な気温の変化は体に負担がかかってしまいますので、事前に対策を考えておく必要があります。
高齢者の方は特にこまめな水分補給が大切です
とにかく、高温多湿を避けることと、こまめな水分補給で脱水症状の予防にはかなり効果がありますので、まずはそのあたりから普段の生活に取り入れてみて下さい。
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