花粉症の方は虫歯になりやすい傾向があるという話を聞いたことがあるのですが、花粉症の私としては少し気になりましたので調べてみました。
そこで今回は、花粉症の薬と虫歯の関係性と、花粉症の方の虫歯対策についてご紹介しますので、これから花粉症シーズンの参考にしてみて下さい。
花粉症の薬と虫歯の関係
虫歯の原因の一つに、口の中の唾液の減少が挙げられるのですが、唾液には口の中の抗菌や洗浄の役割があり、唾液の分泌量が減少すると虫歯になりやすくなります。
花粉症の症状を抑えるために、多くの方は何らかの薬を服用されていると思います。花粉症の治療薬はいくつかの種類に分類できるのですが、その中でも、第一世代の抗ヒスタミン薬と病院で処方される頓服薬には、口の渇きの副作用が出るものが多くあります。
マイレン酸クロルフェニラミンなどの成分を含む治療薬による副作用で口が渇き、結果的に口の中の唾液の分泌量の減少によって、虫歯や歯周病になりやすい状態になっています。
花粉症の方の虫歯対策
- 治療薬を変える
- こまめな水分補給
- こまめなうがい
- 食事の際はよく咀嚼する
- ガムを噛む
- 鼻詰りを改善する
- 口呼吸の回数を減らす
- 就寝中のマウスピースの装着
- 寝室に加湿器を設置する
- マスクの着用
- アルコール、タバコを控える
- ストレスの解消
まずは、治療薬を変えて様子をみて下さい。第二世代の抗ヒスタミン薬の中にも、効き目が強く副作用の少ない薬もありますので、一度試してみて下さい。
あと、口の中の渇き対策と唾液の分泌対策として、こまめな水分補給やうがい、食事の際はよく咀嚼して家の中だけもガムを噛むなどして、唾液の分泌を促す対策をしてみて下さい。
また、口呼吸はドライマウスの原因になりますので、意識的に口呼吸の回数を減らしたり、鼻詰りの改善やマウスピースの装着などの対策を採り入れてみて下さい。就寝中のマウスピースの装着は、私も対策に採り入れていますが、口呼吸の頻度が減少した実感があり効果的だと思います。
あと、寝室に加湿器の設置を検討してみてはいかがでしょうか。室内の湿度調節をすることで、普通に花粉症対策にもなっていますし、風邪などの予防対策にもなっていますので、加湿器の設置はお勧めします。
それとマスクの着用は、花粉対策以外に喉の保湿対策にもなっていますので、外出中はもちろん、就寝中のマスクの着用もお勧めします。
それから、飲酒・喫煙・ストレスなどもドライマウスの原因になりますので、普通の健康状態を保つ意味でも、これを機会に普段の生活習慣の改善も考えてみてはいかがでしょうか。
ドライマウスは風邪になりやすい
口の中の渇きでドライマウス状態になると、風邪やインフルエンザなどにもなりやすくなります。
また、ドライマウスは口臭の原因にもなりますので、花粉症シーズンの薬の服用で、口の中が渇きやすくなっいるこの時期は、特に対策するようにしておきましょう。
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