9月・10月の秋の季節がピーク時期となる花粉症としては、ヨモギ花粉症やブタクサ花粉症が有名ですが、実はヨモギやブタクサの花粉症は、OAS(口腔アレルギー症候群)と呼ばれる食物アレルギーを併発しやすいので、特に注意が必要です。

食物アレルギーが重症化した場合は、アナフィラキシーショックをおこす危険性もありますので、最悪の事態にならないようにするためにも、充分に対策しておく必要があります。

そこで今回は、ヨモギ花粉症の方がOAS(口腔アレルギー症候群)に併発しやすい理由や対策、注意点などをご紹介しますので参考にして下さい。

ヨモギ花粉症がOAS(口腔アレルギー症候群)を併発しやすい3つの理由

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  1. ヨモギ花粉症の原因物質とOAS(口腔アレルギー症候群)の原因物質が似ているため
  2. ヨモギ花粉症の認識がないままOAS(口腔アレルギー症候群)の原因物質を摂取してしまうため
  3. 花粉症の方は基本的に他の種類のアレルギーも併発しやすいため

ヨモギ花粉症の方がOAS(口腔アレルギー症候群)を併発しやすい一番の理由は、ヨモギ花粉の形状とOAS(口腔アレルギー症候群)の原因物質の形状とが、似ているためと考えられています。

形状が似ているために、ヨモギ花粉症の方がニンジンセロリなどを食べると、ヨモギと同じように食物アレルギーの反応をおこして、OAS(口腔アレルギー症候群)の症状が出てしまうようです。

また、花粉症を発症している方は発症していない方よりも、一般的に観ても他のアレルギーに対しても強く反応する傾向もありますので、ヨモギ花粉症に限らずブタクサやイネ科の花粉症の方も、食物アレルギーを併発してOAS(口腔アレルギー症候群)の症状が出やすい傾向があります。

 

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アナフィラキシーショックを防ぐためにもアレルギー検査は必要

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食物アレルギーの怖いところは、OAS(口腔アレルギー症候群)の症状が重症化してアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるところです。

アナフィラキシーショックを引き起こすと、最悪の場合も考えられるので、未然に防ぐためにもヨモギ花粉症に限らず、何らかの花粉症の症状が出ている方は、病院でアレルギー検査を受診して、花粉症の種類の特定と食物アレルギーの原因物質の特定を一緒にしておきましょう。

食物アレルギーの引き起こす食べ物が特定できていれば、OAS(口腔アレルギー症候群)を発症する可能性の抑えることができますので、アナフィラキシーショックを未然に防ぐことも出来ると思います。

 

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