秋の収穫の時期になると、各地で稲刈りが行われますが、稲はイネ科の花粉症の原因にもなっていますから、9月のピーク時期は充分に対策が必要です。
そこで今回は、稲の特徴や分布状況などと合わせまして、稲花粉症対策のポイントを3つご紹介しますので、稲の花粉症対策の参考にして下さい。
稲の特徴や分布状況
お米の生産地は日本全国にありますので、イネ科の花粉症の原因のひとつである「稲」も日本全国に生息していることになります。
稲は水田で栽培されますので、水田地帯周辺が花粉の飛散地帯になり警戒しないといけない場所ということなります。
また稲の花粉の飛散時期は、稲の種類(お米の種類)や産地・地域などでもバラつきがありますが、おおむね5月から9月頃までが花粉の飛散時期となります。
3つの稲花粉症対策ポイント!
①生活圏内の水田を確認する
まずは、家の周辺や生活圏内に水田が存在しているか確認しておく必要があります。
稲(お米)の種類や産地によって、栽培されるタイミングが違いますので、家の周辺の状況を把握しておくことが重要になります。
その際には、その水田の稲の花の咲く時期や収穫の時期などを確認して覚えておきましょう。
気温が上昇してくると、花も咲き始めて花粉も飛散しますので、その時期を予め確認しておくことが、効果的な稲花粉症対策になります。
②収穫時期は要注意
収穫の時期はだいたい秋に行われることが多いですが、稲刈り後にでる稲わらの粉やもみ殻、脱穀の際にでる粉塵などを吸い込むことでも稲花粉症の症状がでる場合もありますので、稲の花粉だけではなく、収穫の時期の水田地帯の周辺は警戒が必要です。
ですが、警戒する地域は局所的になりますので、8月・9月の時期は水田の場所に近づかないことが一番の対策になります。
③ワラを燃やした煙にも要注意
ワラを燃やした際にでる煙を吸い込んで、アレルギー反応を起こすケースもありますので、煙にも注意しておく必要があります。
水田の周辺に近づく際には、必ずマスクの着用が大事になりますので、外出の際はマスクを携帯しておくように準備しておくことが稲花粉症対策になります。
事前の確認が対策の第一歩!
稲花粉症の対策は、
- 水田の存在の有無を確認する
- 花の開花時期や収穫時期を確認する
- 周辺には近づかない
この3点を抑えておくと、対策は効果的にできますので、ぜひ参考にして下さい。
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