5月から8月のこの時期の花粉症と言うと、イネ科のカモガヤの花粉症にかかる方が一番多いです。
カモガヤの花粉症の方は、OAS(口腔アレルギー症候群)と呼ばれる食物アレルギーを併発するケースがあり、特定の食べ物を摂取すると口の中がアレルギー反応を起こしてしまい、重症度の高い方の場合はアナフィラキシーショックを起こす危険性もあります。
そこで今回は、カモガヤ花粉症と食物アレルギーの関係性やアレルギーを起こしやすい食べ物、またその対策や治療法についてご紹介しますので、カモガヤ花粉症の方はぜひ参考にして下さい。
カモガヤ花粉症と食物アレルギーの関係性!
花粉症全般に言えることですが、花粉症と食物アレルギーとは密接な関係性があり、何らかの花粉症にかかっている方は食物アレルギーを起こしやすいと言われています。
なかでも、カモガヤを代表とするイネ科の花粉症の方は、特に食物アレルギーを起こすケースが多いです。
まず、花粉を吸い込むことで気道が食物アレルギーの準備状態になります。
その状態でアレルギーの出やすい食べ物を摂取することで、口の中が痒くなったり、口の粘膜が腫れたりなどの、様々な食物アレルギーの症状が口の中に現れてきます。
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食物アレルギーを起こしやすい食べ物!
花粉症を発症させる花粉と食物アレルギーを起こす食べ物とには、組み合わせのようなものがあります。
- カモガヤ・・・メロン・スイカ・キウイ
- スギ・・・トマト
- ヒノキ・・・トマト
- ブタクサ・・・メロン・スイカ・セロリ・ニンジン
主には、この様な組み合わせになりますが、症状の出方や重症度などには必ず個人差がありますので、一度病院で調べてもらうようにしましょう。
食物アレルギーの対策と治療法!
<対策>
- カモガヤの花粉症対策をする
- アレルギーを起こす食べ物を調べて食べないようにする
- 処方薬を服用して症状を緩和させる
花粉症を発症した状態で、アレルギーを起こす食べ物を摂取することで食物アレルギーは起こりますので、まずは、花粉症の発症自体をコントロールすることでアレルギーの発症もコントロール出来ます。
アレルギーを起こす食べ物を摂取しなければ、食物アレルギーも発症しませんので、事前に病院で調べておいて、対象となる食べ物を避けるようにすれば対策はある程度は可能です。
食物アレルギーの症状自体を緩和させるには、病院で処方してもらう薬が一番効果的ですので、一度病院に行き医師による診断と検査を受けるようにしましょう。
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<治療法>
現在、食物アレルギーを完治させる治療法はありません。
ただし、これらの対策をすることである程度は未然に発症を防いだり、症状を緩和させたり出来ますので、参考にして下さい。
まずは、食物アレルギーの原因となる食べ物を知ることが先決ですので、何らかの花粉症を発症されている方や食物アレルギーの症状が出た経験のある方は、早急に病院で調べるようにしましょう。
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