今現在、薬の服用で花粉症の症状を抑えている方も多いと思います。
花粉症治療には、薬の服用などの対症療法や、免疫療法・体質改善などによる根治療法などがあります。
中でも体質改善による花粉症治療には、花粉症のみならず健康な体を維持する上でも、メリットが多いですので、花粉症治療として検討してみる価値はあると思います。
そこで今回は、花粉症治療に有効な体質改善策を5つご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
花粉症の完治を目指して
薬の服用で花粉症の症状を抑えている方も多いと思いますが、私もその一人で、基本的な花粉症対策は、予防効果のある薬を病院で処方してもらい、花粉症シーズンの2週間前から服用することで、花粉症の症状を軽減しています。
薬の服用では、根本的には花粉症が完治しないことは判っているのですが、即効性のある方法に頼っているのが現状です。
薬以外の花粉症治療についても色々と調べて見て、皮下免疫療法や舌下免疫療法などの根治療法も検討中ですが、体質改善による花粉症治療についても気になるところがありましたので、色々まとめてご紹介したいと思います。
体質改善のポイントは免疫機能の正常化
花粉症の完治を目指す上でポイントになるのが、免疫機能の正常化です。低下している免疫力を高めて、本来の正常な免疫機能を維持すると言ったイメージです。
花粉症の症状を発症する原因は、免疫機能の異常な反応によって引き起こされていますので、免疫療法を正常化することにより、花粉症の症状の軽減・完治が期待できる訳です。
5つの体質改善策
- 有酸素運動で自律神経の働きを整える
- 筋肉量を増やして基礎代謝を上げる
- 整腸作用を高める食べ物を摂る
- アレルギー症状を抑える飲み物を摂る
- 免疫機能を低下させる食べ物を断つ
まず1つ目の体質改善策ですが、1日30分から1時間程度の有酸素運動をお勧めします。
有酸素運動をすることで、自律神経の働きを整えて交感神経が優位の状態になり、花粉症の症状を出にくくする効果が期待できます。
花粉症の時期は、屋外でのジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、花粉にさらされて余計に症状がひどくなってしまいますので、屋内で出来るルームランナーやプール内でのウォーキングなどのがお勧めです。なお、プールの水などに含まれる塩素は、鼻の粘膜の炎症を悪化させる恐れもありますので、顔を水に浸けての水泳などは、避けておいた方が無難かも知れません。
どうしても屋外で有酸素運動がしたい場合は、花粉の飛散が少ない早朝にジョギングや散歩するなどの工夫が必要です。
また、外出時のマスクの着用は、花粉対策と心肺機能向上の一石二鳥の対策ですので、マスクの着用はポイントになります。
次に2つ目の体質改善策ですが、筋トレなどで筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることで免疫機能を高める効果が期待できます。
通常体温が1度低下するだけで、免疫機能が約30%低下すると言われています。基礎代謝を高めることで、体の低体温化を防止することに繋がります。
日常的に筋トレなどを行うことで、筋肉量が増加し基礎代謝を高めることが出来ますので、結果的に免疫機能を高めることが出来るという訳です。
また筋肉量を増やして基礎代謝を高めることは、太りにくい体を手に入れることにも繋がりますので、ぜひ対策の一つに取り入れてみて下さい。
次に3つ目の体質改善策ですが、整腸作用を高める食べ物を摂ることで、免疫機能を高めることが出来ます。
人の体の免疫機能の多くは腸に集まっていると言われていますので、整腸作用を高める食べ物を日常的に摂ることで、体質改善を図ることができます。
<整腸作用を高める食べ物>
- ヨーグルト
- 納豆
- 青汁
- ヤクルト
- ニラ
- リンゴ
- マッシュルーム
次に4つ目の体質改善策ですが、アレルギー症状を抑える効果のがある飲み物を摂ることで、アレルギー症状が出にくい体質に改善する事ができます。
私達の体は、アレルギーを引き起こすアレルゲンが体内に侵入した際に、ヒスタミンと呼ばれる成分を活発に分泌します。花粉症の症状を抑えるために服用する薬は、このヒスタミンの分泌を抑える薬が多いです。
その薬の役割をする成分を含んだ食べ物から摂ることで、アレルギー症状を出にくくしていこうという対策になります。
- カテキン
- ポリフェノール
- フラボノイド
- αリノレン酸
などの成分を含む飲み物がアレルギー症状を抑えるのに効果的です。
<アレルギー症状を抑える食べ物>
- 緑茶
- べにふうき茶
- 甜茶
- ハーブティ
- ルイボスティ
- しそ茶
- ハトムギ茶
最後に5つ目の体質改善策ですが、免疫機能を低下させる食べ物を断つという対策です。
普段私達が何気なく食べている食べ物に中には、免疫機能を低下させてしまう食べ物があります。
<免疫機能を低下させる食べ物>
- マーガリン
- ジャンクフード
- カップ麺
- お酒
あと、糖分・脂質・たんぱく質の摂り過ぎも免疫機能を低下させますので、注意が必要です。
長期的に取り組むことが必要
今回ご紹介した5つの体質改善策を実践しても、全ての花粉症の方に有効であるかどうかは、残念ながら断定することはできません。
やはり花粉症の症状の改善の度合いにも、個人差は出ますし、舌下免疫療法などの根治療法でも、一定数の方には効果が出ないケースもあります。
ですが、今回ご紹介した体質改善策は、花粉症のみならず、健康な体を維持する上でも有効な対策です。確かに即効性のある対策ではありませんが、健康な体を維持しながら花粉症治療をするイメージで、長期的な視野で取り組んでみてはいかがでしょうか。
>>【2016年3月最新版】いつまで?今年のスギ花粉の飛散予測
>>【2016年版】これで完璧!1月からのスギ花粉症対策10選
>>ヒノキ花粉症でのどの痛みが出る?この時期特有の黄砂との関係
>>【徹底比較!】アレグラとアレジオン花粉症に効く薬はどっち?
>>【花粉症の薬アレグラが効かない?】その理由とアレグラの特徴!
>>【絶対にダメ!】花粉症の治療薬と風邪薬の危険な飲み合わせ!
>>【一日一回しかも眠くならない!】花粉症のお薬の選び方まとめ!
>>【2016年版】目のかゆみに効く花粉症目薬!市販目薬ベスト5