5月になると気温も高くなってきて、そろそろ熱中症に気をつけないといけない時期になってきますね。
大人の場合ある程度は熱中症を未然に防ぐことも出来るかと思いますが、子供の場合は中々うまく意思表示が出来ない子供もいますので、周りの大人が子供の熱中症のサインを見逃さないで対策する必要があります。
そこで今回は、子供の熱中症の症状の特徴や、もしも子供が熱中症にかかった場合の応急処置についてご紹介しますので、子供の熱中症の対策にお役立て下さい。
10個の子供の熱中症の症状のサイン
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- 気分が悪くなる
- 汗の量が多い
- 汗を急にかかなくなる
- フラフラしている
- 顔が赤い
- 元気がない
- 手足がしびれる
これらの症状が主な熱中症の症状の特徴ですが、大人の場合も子供の場合も基本的な症状の違いはありません。
手足のしびれなどの症状は外見上はなかなか分かりにくい症状かも知れませんが、その他の症状は確認できる内容かと思いますので、子供の体調の変化には気を配るようにしましょう。
もしも、自分の子供や学校の先生なら自分の生徒さんなどに、このような症状が見られたら、それは熱中症の可能性が高いので、周囲の大人は子供のこれらのサインを見逃さずに熱中症の対応をする必要があります。
熱中症の応急処置の基本は水分補給と体の冷却
- 水分補給
- 体を冷やす
- 涼しい場所で休ませる
熱中症の応急処置の基本は、水分補給と体の冷却です。
まずは、ゆっくりと水やスポーツドリンクなどを飲ませてあげて下さい。
この場合、あまり冷たいものを急に飲ませると胃痙攣が起きる場合がありますので、冷たいものにこだわらず水分補給出来そうなものであればすぐに飲ませるようにしましょう。
重症の場合は、自分の力では飲めないこともあり、早急に点滴などで水分補給する必要がありますので、すぐに病院に連れて行きましょう。
あと、体を冷やすことも応急処置の基本ですので、外の場合は木陰など日の当たらない風通しの良い涼しい場所に連れて行き、冷たいもので体を冷やして下さい。
体を冷やす際は、冷たいものを脇や股などの動脈の集まる場所に挟むと血液を冷やすことが出来て効率的に体を冷やすことが出来ます。
また、体全体に水分を吹きかけることで、気化熱を利用して体温を下げることが出来ますので、霧吹きがあれば霧吹きで、なければ口で直接体に吹きかけてもいいので、とにかく体を冷やすことを考えて応急処置をして下さい。
迷わぬず救急車を呼ぶようにして下さい
今回ご紹介した10個の熱中症の症状は、わりと軽度の症状ですが、重症化すると失神、意識喪失、ろれつが回らないなどすぐに病院で治療が必要な状態になりますので、すぐに救急車を呼んで早めの治療が受けられるように行動しましょう。
子供は自分では中々うまく意思表示が出来ないこともありますので、周囲の大人が子供のサインを見逃さないようにしましょう。
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