毎年のように夏になると、熱中症の話題をよく耳にしますが、温暖化の影響か年々夏の時期の気温が高くなってきてますので、熱中症には気をつけないといけません。
熱中症は炎天下での運動の際や、真夏の日差しの強い日の外出の際になるものという認識の方もいるでしょうが、実は熱中症患者全体の約4割が家の中で熱中症になっていますので、家の中の熱中症対策も意識する必要があります。
そこで今回は、家の中での熱中症対策と外出の際の熱中症対策を、それぞれご紹介しますので熱中症を未然に防ぐためにもぜひ参考にして下さい。
家の中での熱中症対策
- 部屋の温度を27℃以上にならないようにエアコンを使用する
- 窓を開けたり扇風機や送風機などで風通しを良くする
- 空気清浄機や除湿機などで部屋の湿度も70%以下に下げる
- 遮光カーテンなどで日差しを遮断する
- 定期的な水分補給
- 塩分補給も大切なので忘れないで下さい
- 寝るときに枕元には水分を用意しておく
- 家事(洗濯・掃除など)は意外と運動量が多いので終わった後には水分補給をする
- 炊事の際も火を使う場合は体温が上がりやすいので注意しましょう
- 入浴時間も長すぎると脱水症状を起こしやすくなりますので、夏は短めの入浴時間にするほうが無難です
- お茶やコーヒーやお酒は利尿作用があり、脱水を促進しますので熱中症対策としては少し控えるほうがよいです
外出の際の熱中症対策
- 薄着をする
- 外の気温と建物内の空調の温度設定で、かなりの温度差がある場合がありますので、一枚羽織ることのできる服を持ち歩く
- 帽子を被る
- 外の気温が35℃以上の時は運動は避ける
- 湿度の高い日は気温27℃以上で運動は避ける
- こまめに水分補給出来るように水を持ち歩く
意外に忘れがちな熱中症対策
- 暑さに徐々に慣れておく
- 睡眠不足は危険
- 体調管理も重要
意外に忘れがちですが、暑さに体を徐々に慣らしておくことは、かなり重要なポイントになります。
急に暑くなったりすると、体の体温調節がうまく機能してくれずに熱中症になりやすくなります。
また、睡眠不足や体調の悪い方も、体の抵抗力が低下していて熱中症になりやい状態です。
熱中症対策のためにも、夏場は特に睡眠を多めに摂るようにして下さい。
熱中症対策の基本は水分補給と暑さを避けること
いろいろと熱中症対策をご紹介しましたが、対策の基本は水分補給と暑さを避ける事です。
充分すぎるくらいに水分補給は意識して下さい。
また、電気代節約や節電を考えてエアコンや扇風機など使用しないという考え方は危険ですので、無理をしないで熱中症にならないためにも今回ご紹介した対策を心がけて見てください。
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