もうそろそろスギ花粉症の時期がやってきますが、くしゃみ・鼻水・鼻詰りなどの鬱陶しい症状を止めるために、注射による花粉症治療を検討している方もいるかと思います。
注射の中には、即効性の期待できる注射や、事前に予防的に注射をするものなど色々あります。
そこで今回は、注射による花粉症治療の種類と受付の際のポイント、保険適応の有無や費用などについてご紹介しますので、注射による花粉症治療をご検討の方は参考にして下さい。
注射は何科で受け付けているの?
花粉症治療は耳鼻咽喉科で診察してもらうのが基本ですが、目の痒みや皮膚のかゆみなどの症状は眼科や皮膚科に診てもらう必要が出てきます。
花粉症治療の注射は、耳鼻咽喉科で大体は受付してもらえるはずですが、注射治療自体を扱っていない病院もありますので、事前に病院へ電話で問い合わせしてみることをおすすめします。
ネットでも調べたりは出来ますが、受付が終了していたり、予約がいっぱいですぐに治療が受けられない可能性もありますので、やはり直接病院に電話で問い合わせするほうがベストだと思います。
注射の種類は?
- 皮下免疫療法・・・治療期間2~5年、即効性なし、完治療法
- ノイロトロピン注射・・・治療期間1ヶ月数回程度注射が必要、即効性あり、対症療法
- ヒスタミン注射・・・治療期間週1回の注射が必要、即効性なし(シーズン前に注射が必要)、対症療法
- ステロイド注射・・・治療期間1シーズン数回程度の注射が必要、即効性あり(副作用が強い)、対症療法
注射による花粉症治療の種類は、大きく分けると2種類に分類することができます。
完治療法である皮下免疫療法と、対症療法であるノイロトロピン注射・ヒスタミン注射・ステロイド系注射に分かれます。
もう既に花粉症の症状が出ている場合は、ノイロトロピン注射かステロイド注射しか効き目はありません。
ヒスタミン注射は予防的に前もって注射をするイメージです。
保険適応や費用は?
- 皮下免疫療法・・・保険適応可能、注射1回当り500円~1000円(初回のみアレルギー検査費用5000~10000円程度必要)
- ノイロトロピン注射・・・保険適応可能、注射1回当り500円程度
- ヒスタミン注射・・・保険適応可能、注射1回当り500円程度
- ステロイド注射・・・保険適応不可、注射1回当り1000円前後
今回ご紹介した注射療法の中で、ステロイド注射以外は保険適応可能です。
今回ご紹介した注射1回当りの費用や注射の回数などは、あくまで目安です。
料金は病院によってもバラつきがありますし、注射の回数もやはり個人差が出てきますので、実際に注射の治療を実親される場合は、病院で問い合わせをしてみて下さい。
ステロイド注射は慎重に
今回は色々ご紹介しましたが、ステロイド注射に関しては深刻な副作用のリスクがありますので、治療に踏み切る前には充分に医師と相談の上、慎重に判断するようにして下さい。
治療には時間はかかりますが、花粉症の完治を考慮して皮下免疫療法や舌下免疫療法なども、検討してみてください。
>>【1月花粉症速報】2016年スギ花粉の飛散開始とピーク時期予報!
>>【1月特集】花粉症治療には非ステロイド系の注射がいい?!
>>【危険な花粉症治療!】ステロイド注射による治療の効果と副作用!
>>【特集】スギ以外の花粉症を完治させるには皮下免疫療法が最適!
>>【2016年1月速報】最新版!効果的な花粉症治療法まとめ