花粉症で咳が出るという方の中には、薬の副作用が気になり薬以外の治療法や、副作用が少ない漢方薬を探している方も多いと思います。
そこで今回は、花粉症が原因の咳の症状に効く漢方薬を5つご紹介しますので、咳が止まらない時の薬選びの参考にして下さい。
花粉症による咳に効く漢方薬ベスト5
<< 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) >>
花粉症の漢方薬として、この小青竜湯は一番有名な漢方薬ですが、くしゃみ・鼻水の症状改善だけでなく、体を温める効果が高く、咳や痰などを改善する効果があります。
花粉症の症状は、咳だけではなくくしゃみ・鼻水など鼻の症状も出ていると思いますので、まずは、この漢方薬を最初に試してみることをオススメします。
<< 竹茹温胆湯(ちくじょうおんたんじょう) >>
しつこい痰や長引く咳の症状には、この竹茹温胆湯が効くとされています。また、喉がイガイガしたり痒いなどの症状がある場合にもこの竹茹温胆湯がいいと思います。
夜間とくに症状が酷い場合には一度試してみてください。
喉の症状に特化したような漢方薬ですので、他の花粉症の症状にはあまり効果が期待できない場合が多いです。
<< 麦門冬湯(ばくもんどうとう ) >>
乾いたような咳やこびりつくような痰の症状には、この麦門冬湯が使用されることが多い漢方薬です。
喉の保湿効果の高い漢方薬ですので、外出先や出張先で加湿器など使用できない場合には、予め準備しておいて服用できるようにしておくと重宝すると思います。
<< 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう) >>
解熱効果と肺の機能回復効果の高いとされている漢方薬です。
咳や痰の症状の改善の他に、鼻詰りや目のかゆみの改善にも効果があるとされていますので、咳の症状以外にも鼻詰り・目のかゆみが特に気になる方には、この麻杏甘石湯をオススメします。
<< 桑菊飲(そうぎくいん) >>
からむような痰を伴う気管支炎などに効果がある漢方薬です。
目のかゆみにも効果がありますので、目のかゆみの症状と咳の症状が特に気になる方は、この桑菊飲を一度試してみてください。
薬の効き目や副作用には個人差があります
花粉症の症状が一つだけではない方も多いと思いますので、今回ご紹介した漢方薬のそれぞれの特徴を参考にしていただいて、自分の症状に合う漢方薬を試してみてください。
西洋医学の薬や漢方薬に限らず、薬の効き目・副作用には少なからず個人差がありますので、いろいろ試してみて、自分に合う薬を見つけることがベストだと思います。
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