毎年花粉症のシーズンになると、目のかゆみやくしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどの鬱陶しい症状で悩まされている方も多いですが、同時に花粉症の治療薬の服用による眠気などの副作用に悩んでおられる方も多くいると思います。
また、花粉症の薬を一日二回の服用している場合に、たまに薬を服用するのを忘れたりする時があるのですが、意外と薬の服用を忘れたりすることありませんか?
そこで今回は、眠気などの副作用が弱くて、一日一回の服用で済む花粉症の薬と、薬を選ぶ際の注意点なども合わせてご紹介したいと思います。
一日一回の服用で眠くならないおすすめの市販薬は!
<おすすめの市販薬>
- アレグラFX
- アレジオン10
一日一回の服用を希望されるなら、比較的眠気などの副作用も抑えられた薬が多いですし、種類も豊富にありますが、まずはアレグラFXかアレジオン10をお勧めします。
ご自分の症状に合った薬も見つけやすいかと思いますので、基本には第二世代の抗ヒスタミン薬がいいと思います。
第一世代の抗ヒスタミン薬は第二世代の薬よりは効き目が強いですが、基本的に一日二回服用で、眠気などの副作用も強く出ますので、その辺りは個々の症状に合わせてお薬を選択するのが良いと思います。
花粉症治療薬の種類・特徴と選ぶ際のポイント
第二世代の抗ヒスタミン薬って何? と思われている方もいると思いますが、花粉症や様々なアレルギー疾患などの治療薬は、第一世代の抗ヒスタミン薬と第二世代の抗ヒスタミン薬それにステロイド系の治療薬+抗ヒスタミン薬の配合薬と、主にこの3種類に分類されます。
<第一世代の抗ヒスタミン薬の種類と特徴>
薬の種類
- 処方薬・・・ポララミン
- 市販薬・・・鼻炎カプセルなどほとんどの市販薬
特徴
- 効果・・・くしゃみ・鼻水には強い効き目がありますが、鼻詰まりや予防効果は期待薄です。
- 用副作・・・強い眠気と口の渇きの副作用があります。
<第二世代の抗ヒスタミン薬の種類と特徴>
薬の種類
- 処方薬・・・アレグラ・クラリチン・アレジオン・アゼプチン・エパステル・タリオン・ジルテック・ゼスラン・アレロック・ザジデン・レミカット・セルテクトなど
- 市販薬・・・アレグラFX・アレジオン10・アルガード鼻炎内服薬ZⅡ・パブロン鼻炎カプセルZ・ザジデンAL鼻炎カプセルなど
特徴
- 効果・・・くしゃみ・鼻水・鼻詰まりや目のかゆみなど全般的にカバーしていますが、第一世代の抗ヒスタミン薬に比べると効き目はやや劣ります。あと予防効果があるのが特徴です。
- 副作用・・・やや強めの眠気の副作用が出るものもありますが、基本的にはほとんど気になるほどではないと思います。
<ステロイド系の治療薬+抗ヒスタミン薬の配合薬の種類と特徴>
薬の種類
- 処方薬・・・セスタミン(ベタメタゾン・クロルフェニラミン)
- 市販薬・・・ありません
特徴
ベタメタゾンの効果と副作用
- 効果・・・くしゃみ・鼻水・鼻詰まりや目のかゆみなど、花粉症の症状の全てに強い効果を期待できます。
- 用副作・・・イライラしたり、不眠症や吹き出物が出るなどの副作用や長期間の服用による感染症・胃潰瘍・副腎抑制・骨粗鬆症などの副作用が出るケースもあります。
クロルフェニラミンの効果と副作用
- 効果・・・くしゃみ・鼻水など症状に強い効果がありますが、鼻詰まりには効果はありません。
- 副作用・・・強い眠気・口の渇き
あとベタメタゾン・クロルフェニラミンともに予防効果はありません。
セスタミンは2週間以上の長期間は服用しないで下さい。
セスタミンに関しては、病院で主に頓服薬として処方される薬ですので、症状が特にひどい時のみ服用するようにしましょう。基本的には医師の指示に従って、長期間に渡る連続服用は避けて下さい。
まずは効き目と副作用の弱い薬から
まずは、副作用の弱い薬から試してみるのがベターだと思います。
効き目がどうしても弱いと感じたら、徐々に効き目の強い薬に切り替えるようにして試しながら、自分に合う薬を見つけるようにしてみてはいかがでしょうか。
>>【2017年2・3月花粉症】今年のスギ花粉の飛散情報と対策!
>>【徹底比較!】アレグラとアレジオン花粉症に効く薬はどっち?
>>【花粉症の薬アレグラが効かない?】その理由とアレグラの特徴!
>>【絶対にダメ!】花粉症の治療薬と風邪薬の危険な飲み合わせ!
>>【2016年版】目のかゆみに効く花粉症目薬!市販目薬ベスト5