何らかのイネ科の花粉症にかかっている方は、イネ科の植物に接触する場合にアナフィラキシーショックを起こす危険性がありますので、細心の注意が必要です。
特に5月ころから秋の季節にかけては、イネ科の植物の花粉の飛散がピークをなり、秋には水田などでイネの収穫の時期を迎えます。
この季節は段々と気温が高くなってきますので、マスクの着用が鬱陶しく感じる時期でもあり、花粉症対策も春先の頃ようにはなかなかできないと思いますが、今回紹介する5つの対策はアナフィラキシーショックの危険から、事前に身を守ることになりますので参考にして下さい。
アナフィラキシーショックを未然に防ぐ5つの対策!
①5月~8月は小麦に気をつける!
アナフィラキシーショックが起こる原因の一つに、小麦の摂取量が挙げられます。
既に何らかのイネ科のアレルギーの持病のある方は、5月~8月にイネ科の花粉症の症状が出やすい状態ですので、この時期にパンやうどんなど小麦類の摂取量が多くなると、アナフィラキシーショックを起こす可能性がありますので、この時期は小麦類の摂取量を意識的に減らことで、アナフィラキシーショック発症のリスクを軽減できます。
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②秋の水田地帯には注意!
秋の水田地帯は、収穫の時期を迎え稲刈りが行われます。その際にでる稲わらの粉・もみ殻・脱穀の際の粉塵などでも、イネ科の花粉症の方はアナフィラキシーショックを起こすケースもありますので、稲刈り後の水田付近に近づかないことがベストです。
③イネ科植物の付近では風下に行かない!
夏の花粉症の代表格であるカモガヤなどイネ科の植物は、風媒花と呼ばれる花粉を風で飛ばして生息していますので、イネ科の植物の風下にいるとその花粉を吸い込みやすくなります。また、風の強い日も同様に気をつけないといけないポイントです。
④河川敷や堤防での運動の際は要注意!
河川敷や堤防などでは、よくジョギングや学生が部活など運動をしている方が多いと思いますが、カモガヤなどのイネ科の花粉症を既に患っている方が、運動中にイネ科の花粉を大量に吸い込むとアナフィラキシーショックを起こすケースもあります。
イネ科の花粉症を患っていることを認識している方は、5月から8月くらいまでの時期は、河川敷や堤防には近づかないようにしましょう。
もし学生さんが部活などで河川敷や堤防に行く際は、親御さんが正式に前もって学校に報告して先生方には理解しておいてもらうようにしましょう。なかなか子供の口から学校に説明するのも難しいと思いますので、きっちりと事前に親御さんサイドで学校に理解を求めて下さい。
⑤やっぱりマスクの着用が一番効果的!
色々とアナフィラキシーショックを未然に防ぐ対策を書きましたが、やはり物理的に花粉を吸い込まないようにする方法がベストですので、マスクの着用の有効性は無視できません。
気温の高い時期に、マスクを着用するのも暑くてしんどいですが、やはり花粉に近づかない・吸い込まないというのが対策の基本になりますので、やはり出来るだけマスクの着用はして下さい。
対策は知ることから始まる!
アナフィラキシーショックを未然に防ぐ対策の基本は、まず何に対してアレルギーがあるのかを知ることから始まります。
アレルゲンを知ることで、そのアレルゲンである植物に近づかない・花粉を吸い込まないなどの対策を取ること可能になりますので、きちんと病院で検査をしてもらって、アレルゲンを把握しておくことが先決です。
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