今日本で花粉症の方は、約3000万人いると言われていますが、市販薬や処方薬などの薬物療法で、花粉症の症状を軽減させている方が多いと思います。
薬物療法は、いわゆる対症療法なので、症状の軽減には効果的ですが、花粉症が完治することはありません。
そこで今回は、2016年1月現在において、一体どんな花粉症治療があるのか、またその特徴などをご紹介したいと思いますので、花粉症治療の参考にして下さい。
花粉症の根治療法
<舌下免疫療法>
- 治療期間・・・2年~5年間(個人差があります)
- 治療場所・・・最初の数ヶ月は通院が必要(月1~2回程度)、その後は自宅にて治療可能
- 治療効果・・・約80%のスギ花粉症患者に効果あり
- 対象・・・スギ花粉症にのみ有効
- 副作用・・・非常に少ない
- その他・・・保険適応可
<皮下免疫療法>
- 治療期間・・・2年~5年間(個人差があります)
- 治療場所・・・治療中は月数回程度の通院が必要
- 治療効果・・・約100%の治療効果がある訳ではないが、高い確率で効果を得られる。しかし事前に治療効果の有無はわからないため、数年間治療しても効果が得られないケースもある。
- 対象・・・全ての花粉症に有効
- 副作用・・・非常に少ない
- その他・・・保険適応可
<花粉症緩和米>
- 治療期間・・・効果が表れるまでに約8週間(まだ臨床実験段階です)
- 治療場所・・・自宅にて緩和米をごはんとして食事するだけですので、治療のハードルはかなり低いと思います
- 治療効果・・・花粉症患者を対象にした臨床実験では、全ての花粉症患者に効果があったそうです
- 対象・・・今のところスギ花粉症を対象にした開発段階です
- 副作用・・・非常に少ない
- その他・・・現在はまだ開発段階で商品化されていません
>>【特集】スギ以外の花粉症を完治させるには皮下免疫療法が最適!
>>【1月速報】食べて治す?スギ花粉症に効く花粉症緩和米の実力!
花粉症の対症療法
<注射治療>
- 治療期間・・・毎年注射が必要です
- 治療場所・・・月数回から週1回程度の注射が必要
- 治療効果・・・花粉症の症状の軽減に有効
- 対象・・・ほぼ全ての花粉症が対象
- 副作用・・・基本的に効果の強さに比例して副作用も出ます(場合によっては強い副作用が出る注射もありますので、事前に医師と相談の上で治療を行って下さい)
- その他・・・保険適応可と不可の注射があります
<レーザー治療法>
- 治療期間・・・治療は1回10分程度で済みますが、術後2周間の間に2~3回通院が必要です
- 治療場所・・・レーザー治療を扱っている病院
- 治療効果・・・花粉症患者によって効果に個人差があります。また、花粉症の症状が出始める2ヶ月前に施術を終えておく必要があります。
- 対象・・・全ての花粉症患者が対象
- 副作用・・・非常に少ない
- その他・・・保険適応可
<薬物治療法>
- 治療期間・・・毎年の薬の服用が必要
- 治療場所・・・処方薬を服用する場合は病院にいく必要があります
- 治療効果・・・症状の軽減には個人差あり
- 対象・・・花粉症全般
- 副作用・・・基本的には薬の効果の強さに比例して副作用も強くなります。眠気などの副作用が出る薬が多いです。
- その他・・・保険適応可
花粉症の完治をさせたいなら舌下免疫療法がベスト
花粉症を完治させたいなら、今のところ舌下免疫療法がベストです。
治療期間は長いですが、治療自体は自宅で自力で出来ますので、めんどくささ少ないと思います。
ただし、今のところスギ花粉症にのみ有効な治療法なので、その他の種類の花粉症の方は、今まで通り対症療法しかないのが現状です。
私はスギ以外に、ヒノキの花粉症も患っていますので、近い将来花粉症緩和米などの方法で、他の花粉症が完治することを期待しています。
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