イネ科の花粉症の方は、食物アレルギーを併発してしまうケースが多いです。
なかでも、小麦を成分とした食べ物にアレルギー反応を起こすことが多くあり、症状が重症化した場合アナフィラキシーショックを起こしてしまう危険性も高いので要注意です。
麦の花粉に反応する花粉症の症状もありますが、むしろ小麦などの食物アレルギーの影響のほうが深刻だと思いますで、イネ科の花粉症にはならないように対策をする必要があります。
そこで今回は、イネ科(麦)の花粉症と小麦アレルギーについて詳しく調べましたので、参考にてして下さい。
小麦は食物アレルギーのアレルゲン(原因物質)のワースト三位
<食物アレルギーのアレルゲン(原因物質)ワースト3>
- 鶏卵
- 牛乳
- 麦
小麦は、食物アレルギーのアレルゲンの中でも、鶏卵・牛乳に次いで3番めに多いアレルゲンになっています。
<麦を使った主な食品>
パン・麺類(パスタ・ラーメン・うどん・そば・そうめん)・お好み焼き・カレー・シチュー
スナック菓子・ケーキ・ビスケット・せんべい
味噌・醤油・スパイス・ビール・麦芽・水飴・食用油
小麦を使用した食べ物は数多くありますので、なかなか全て把握しきれないと思いますが、小麦を使用した食品には、パッケージの原材料欄に表示が義務付けられていますので、必ずチェックするクセをつけおくようにしたほうがベストです。
>>【特集】カモガヤ花粉症の方の食物アレルギーの対策と治療法!
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イネ科(麦)花粉症対策
<特徴>
- 飛散時期・・・6月ころの収穫時期が一般的
- 生息場所・・・麦畑
- 生息地域・・・日本全域(栃木県・佐賀県が特に収穫量が多い地域です)
<対策>
- 麦畑の周辺には近づかない
- マスクを着用する
- 5月・6月の時期は特に注意する
>>【カモガヤ以外も危険!】種類別イネ科花粉症の特徴と飛散時期
イネ科花粉症の方は食物アレルギーの検査を受けて下さい!
イネ科の花粉症の方は、一度病院で食物アレルギーの検査を受けて、きちんとアレルゲンを特定して把握しておくことが、対策の第一歩になりますので、重症化してアナフィラキシーショックなどにならない予防策としても重要になりますので、アレルギー検査の受診は必ずしておいて下さい。
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