はじめに
3月中頃から急激に気温が上昇し、それに伴いスギ花粉も大量飛散を始めました。
もっぱら例年の流れを見れば、スギが終わるとヒノキ花粉へ移っていきますが、今年の傾向はどうでしょう?
最新の花粉情報をシェアしていきたいと思います。
・今年の花粉昨年対比情報
昨夏の長雨と昨年の花粉が飛散量少なかったため今年は、例年よりも多くの花粉が飛ぶことが予測されていました。
tenki.jpの2/15の発表によれば、北海道を除くほぼ全国で、昨年比で多い、非常に多い花粉が飛散する予測となっていました。
3/22の発表によれば、東京多摩地方(青梅、八王子、多摩、町田、立川、府中、小平)の平均のスギ・ヒノキの花粉飛散数は、昨年以上だそうです。
今年1/4から3/21までで、およそ5862個/㎠で、去年のシーズン通しての飛散数である2719個/㎠をゆうに超えています。
今年の花粉の8割前後が既に飛散したそうですが、まだまだ余談を許さない状況と言えます。
花粉が多く飛散する条件は、晴れて気温が高い、風が強い、雨上がりなどです。
この指標に当てはまる日は、マスク、眼鏡など用いてしっかり花粉症対策をしましょう。
・スギ花粉の終息時期
3/23のweathernewsの発表によれば、関東〜中国・四国・九州地方ではスギ花粉のピークは越えつつあります。
ですが、花粉の飛散が終わった訳ではありません。
3/23~3/29の花粉予報によれば、東北地方を除くほぼ全域で、非常に多くの花粉が飛ぶ予測となっています。
さて、スギ花粉の終息時期ですが、以下の通りとなっています。
東北北部 4月中旬-下旬
東北南部 4月中旬
関東・東海・甲信南部 3月下旬
北陸・甲信北部 4月上旬
近畿・山陽 4月上旬
山陰 4月上旬
四国 3月下旬
九州 3月下旬
・スギ花粉の後は何花粉が危険か
スギ花粉のあとはヒノキ花粉が飛散します。
既に九州では、スギ花粉のピークは越えており、ヒノキ花粉がメインとなっています。
ヒノキ花粉の飛散ピーク予測ですが
九州 3月下旬〜4月中旬
東海・関東 3月下旬~4月上旬
中国・四国・近畿 4月上旬~中旬
となっています。
また北海道では、雪が解け気温が上昇する4月中旬-下旬あたりからシラカバ花粉の飛散が始まります。
飛散のピークですが
道南・道央 ゴールデンウィーク前後
道北・道東 5月中旬
という予測が出ております。
患者数は少ないですが、シラカバが終わると、イネ科やよもぎの花粉が飛散します。
この2種は飛散期間が長く、地域によりますが9月頃まで飛散するのが通例です。
まとめ
最新の花粉情報を紹介しました。
全国的にスギ花粉のピークは越えつつあり、ヒノキ花粉本番といった状況です。
引き続き、マスクや手荒いうがい、抗生物質など用いて花粉症対策を行いましょう。