夏のこの時期に、花粉症の症状が出る方はイネ科の花粉症の疑いがあります。
イネ科の花粉症は、その特徴から症状が出るのは、その原因となる植物の周辺に限定されますので、お住まいの地域や生活圏のエリアなどから、どのイネ科の花粉症かは推測できます。
そこで今回は、イネ科の花粉症の一つであるシラゲガヤ花粉症についてご紹介しますので、対策の参考にしてみてください。
シラゲガヤの時期・生息地域・生息場所
- 生息地域・・・日本全域
- 生息場所・・・日当たりの良い道端や畑地、林、牧草地など
- 花粉の飛散時期・・・6月から8月
- 形状・・・高さ20cm~1mくらい
シラゲガヤの植物は、九州から北海道まで日本全域に生息しています。
また、日当たりの良い場所に生息していて、道端や畑地など生活圏に近い場所でも普通に見かけますので、注意が必要です。
シラゲガヤの花粉は、6月頃から開花し始めて、8月頃まで開花のピーク時期は続きますので、8月でも充分に注意が必要です。
シラゲガヤ花粉症の主な症状
- くしゃみ・鼻水・鼻詰り
- 目のかゆみ
- 咳
シラゲガヤ花粉症の主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻詰り・目のかゆみや咳など、一般的な花粉症の症状とあまり変わらないのが特徴です。
夏の時期に花粉症の症状が出ている方は、イネ科の花粉症の可能性が高いので、種類を特定するためにも、病院でアレルギー検査を受診するようにして下さい。
シラゲガヤ花粉症の主な対策
- 普段からマスクを持ち歩く
- シラゲガヤの植物には近づかない
- シラゲガヤの花粉を家に持ち込まない
シラゲガヤ花粉症の主な対策は、とにかく花粉症の原因となるシラゲガヤ植物には近づかないことで、花粉症は未然に防ぐことが出来ますので、とにかく近づかない、そして外出の際には常にマスクを持ち歩くようにして道端に怪しい植物を見つけたらマスクをするようにして下さい。
あと、花粉を家に持ち込まないようにすることも、花粉症対策としては基本になりますので、帰宅時に玄関先で花粉を振り払う・すぐにシャワーを浴びるなどして対策してみてください。
まとめ
夏のこの時期にかかる花粉症は、イネ科の花粉症のケースがほとんどでその種類も多く、全てのイネ科の植物を見分けることも難しいと思います。
まずは、普段からマスクを持ち歩くようにして、道端に雑草を見つけたらマスクをするような感覚で花粉症対策してみてはいかがでしょうか。
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