5月から秋にかけてピークの時期を迎えるイネ科の花粉症ですが、実はイネ科でも様々な種類のイネ科植物があリます。

その中でもアシ花粉症は、8月・9月が花粉飛散のピーク時期ですので、7月ころからの対策が必要になってきます。

そこで今回は、アシ花粉症についてその生息場所や特徴などのポイントを踏まえて、いくつかアシ花粉症対策をご紹介しますので、参考にてして下さい。

 

アシの生息場所と特徴

 

<生息地域・生息場所>

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アシの生息地域は日本全国どの地域にも生息していますが、主な生息場所としては川の下流域から汽水域上部に生息しています。解りやすく言いますと川の下流の海に近い場所という解釈で間違いないです。

また、海でも湾のように入り組んだ部分の干潟にも多く生息しています。

海に近い河川敷や干潟などに、キャンプや釣りなどで近づく際にはアシが生息している可能性が高いので充分に注意が必要です。

 

<アシの特徴>

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アシの高さは垂直にすると2mから6mくらいにもなり、かなりの高さがありますので、花粉の飛散距離も広くなります。

また、海に近い河口付近は風も強く吹くことが多いですので、余計に花粉の飛散距離は広くなります。

アシは通常広大な範囲に茂み(葦原)を作りますので、生息場所の周辺は辺り一帯がアシだらけだと思います。

アシ自体を見つけるのは簡単だと思いますので、しっかりと対策するようにしましょう。

なお、「アシ」は関東圏での呼び方で、関西圏では「ヨシ」と呼ばれています。

 

アシの花粉飛散時期

アシの花粉の飛散時期は、大体8月から9月にかけてが飛散のピークの時期になります。

8月から9月にかけての夏の時期は、梅雨も空けて晴天の多い季節になり、釣りやキャンプ、草野球やサッカーなどのスポーツを楽しむ方も多いと思いますが、アシほ花粉症対策はしっかりとしておいて下さい。

 

アシの花粉症対策

  • 8月・9月は河川敷や干潟には近づかない
  • 河川敷に行く際は葦原の存在を確認しておく
  • 花粉の飛散距離は他のイネ科花粉よりも広いので、アシの付近だけでは花粉を避けきれない可能性がありますので、河川敷や干潟に行く際にはマスクを準備しておいて下さい
  • 葦原付近に出かけた際は、帰宅後すぐにシャワーで花粉も汗もきれいに洗い流してしまいましょう

 

8月・9月の河川敷には近づかない!

色々とアシについての特徴や対策などご紹介しましたが、8月・9月の時期に河川敷には近づかないことが、一番のアシ花粉症対策になります。

夏の暑い時期は、熱中症の心配もありますので家の中でゆっくりと過ごされるのが良いかと思います。

 

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