最近は、子供のアレルギー疾患の割合が増えてきていますので、赤ちゃんのうちからきちんとアレルギー検査をして、アレルギーの原因を特定しておきたいところです。

知らないうちに食物アレルギーを保有していて、アレルギーの原因となる食べ物を口にして、アナフィラキシーショックを起こす危険性もありますので、早めに赤ちゃんのアレルギー検査をしておいたほうが良いです。

そこで今回は、赤ちゃんがアレルギー検査を受診する際の、検査方法や費用などについてまとめましたので参考にして下さい。

 

アレルギー検査の方法

  • 血液検査
  • スクラッチテスト
  • パッチテスト

血液検査は、腕に注射して採血しアレルゲン(原因物質)を調べる方法です。

IgE値というアレルギーの程度の目安になる数値を調べるための検査ですが、あくまでも数値は目安であって絶対ではありません。(個人差があり数値が基準より高くてもアレルギーの症状が出ない人もいます)

検査結果は、大学病院や総合病院の場合で約1時間程度、小さな病院ですと外部に検査を依頼しますので2・3日から1週間くらいで結果が出ます。

 

スクラッチテストは皮膚検査の一種で、背中や腕などに針で少し傷を付け(痛みはありませんし傷跡も残りません)、そこにアレルゲン(原因物質)の疑いのある食物のエキスを1滴垂らして検査します。

エキスを垂らした箇所の皮膚が赤くなると食物アレルギーの可能性があります。

検査結果は20~30分くらいで判断しますので、あまり時間はかからないと思います。

 

パッチテストも皮膚検査の一種ですが、「接触性皮膚炎の検査」や「薬疹における原因薬物の検査」に有効な検査方法ですので、金属に触れておこる金属アレルギーや特定の薬にアレルギーが出る場合などには有効な検査方法です。

検査の仕方は、アレルゲンの成分を染み込ませた絆創膏を腕に貼ります。

検査結果は最初48時間様子を観て、さらに24時間様子を観て絆創膏を貼った箇所の皮膚の状態を観て判断します。

 

赤ちゃんの食物アレルギーの検査としては、おそらく血液検査が一般的ですので、他の薬物アレルギーや金属アレルギーの疑いがなければ血液検査で大丈夫だと思います。

 

赤ちゃんのアレルギー検査の費用

気になる赤ちゃんのアレルギー検査の費用ですが、乳幼児医療証があれば基本的には無料になるはずですので、お住まいの市役所や区役所、アレルギー検査を受ける病院に相談してみてください。

 

検査結果が絶対ではない!

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今回ご紹介したアレルギー検査は、アレルギーの可能性が高いという目安に過ぎませんので、必ず査後に医師と相談して食物アレルギーの治療を行うようにして下さい。

自己判断で、アレルギーの疑いのある食べ物を与えないようにし過ぎると、赤ちゃんが栄養不足や栄養の偏りなどのまた違う弊害も出てきますので、くれぐれも自己判断はしないで下さい。

 

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