先日のNHKスペルシャル「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」(4月5日放送)で、アレルギー治療の鍵として「Tレグ」と呼ばれている免疫細胞が紹介されていましたね。

花粉症の根治療法としては舌下免疫療法が有名ですが、花粉症だけでなくアレルギー治療の根治療法としての基本的な考え方としては、アルレギーの原因物質(アレルゲン)を徐々に体内に取り込んで、アレルギーの異常反応徐々に抑えていくという方法です。

このTレグと呼ばれる免疫細胞が、その治療の成果に大きく関わっているようです。

私も花粉症を患っいてとても気になりいろいろ調べてみましたので、花粉症アトピー性皮膚炎などアレルギーでお悩みの方は、ぜひ治療の参考にしてみてください。

 

Tレグをコントロールすることで治療の効果を高めることが出来る!

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NHKの番組では、MCとしてマンゴーアレルギーの加藤浩次さんや、このTレグの発見者でもある大阪大学教授の坂口志文さんが出演されて、このTレグについて色々と議論されていました。

アレルギー治療を行う際に徐々にアレルゲン物質を体内に取り込んでいき、そのアレルゲンの摂取量とアレルギー反応の出方とを見極めながら、数年間かけて徐々にアレルギー反応を軽減していくのですが、その際にこのTレグと呼ばれる免疫細胞をうまくコントロールすることができれば免疫力を低下させることなく、アレルギーを抑えられることが明らかになってきました。

このTレグには、免疫の過剰な反応を抑える役割があり、このTレグのコントロールがアレルギー治療のカギになっている訳です。

 

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自分でTレグを増やす方法はあるの?

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今現時点では、実用段階ではなく研究段階ですので、自力でTレグを増やす方法や食べ物はありません。

しかし、花粉成分を含む遺伝子組み換え米「花粉症緩和米」を摂取することで、Tレグを増やして花粉症を根治させる試験も始まっているみたいです。

Tレグは免疫細胞ですのでその免疫力が治療のカギになる訳ですが、よく勘違いされている方が多いですが、免疫力を高めるのではなく過剰反応を起こさないように免疫力を正常化するというイメージで捉えてもらいたいです。

そのためには、免疫細胞が多く集まっている腸の腸内環境を整えることが重要になります。

一時期ヨーグルトが花粉症やアレルギーによく効くと流行っていましたが、そういう理由があるのです。

即効性はありませんが、日常の食生活のなかでヨーグルトを食べるのは手軽に出来る体質改善策ですので、積極的に取り入れてみてはどうでしょうか。

 

 

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