最近では、赤ちゃんの食物アレルギー疾患が増えていて、10人に1人の赤ちゃんが何らかの食物アレルギーの疾患を持っているといわれています。

食物アレルギーの疾患の持つ赤ちゃんの治療や対策には、日々の日常生活から気を配る必要があります。

そこで今回は、赤ちゃんの食物アレルギーの治療法や、治療に対して重要な3つの考え方をご紹介しますので、ぜひ赤ちゃんのアレルギー治療の参考にして下さい。

 

食物アレルギーの治療法

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  • アレルギー検査でアレルゲン(原因物質)を把握する
  • 検査結果をもとに医師と相談する
  • アレルゲンとなる食べ物をきちんと分けて、赤ちゃんの口に入らないように気をつける
  • 成長とともにアレルゲンとなっている食べ物も、食べられるようになる場合もあるので、医師と相談して徐々に食べさせるようにして様子を観てみる

食物アレルギーの治療は、アレルゲンとなる食べ物を避けるのが一番有効な方法です。

そのためにも、まずはアレルギー検査を受けてアレルゲンを特定する必要があります。

ただ、この検査結果で判明したアレルゲンとなる食べ物は、絶対にアレルギー症状が出るとは限りませんので、医師と相談の上でまずは既にアレルギー症状が出ている場合は、その食べ物を2週間程度避けるようにしてアレルギー症状の確認をします。

アレルギー症状がまだ出ていない場合では、そのアレルゲンとなる食べ物がどの程度までなら食べられるのかを調べます。

医師と相談しながら、徐々に食べる量を増やしていき最低限食べられる量を把握します。

子供の未発達な消化器系が成長ともに発達するのに伴って、アレルゲンとなっていた食べ物も問題なく食べられるようになるケースも多いので、なるべく除去している食べ物の種類を減らしていき、段々と食べられるようにしていきます。

アレルゲンと判明した食べ物は、食品として加工されて含まれている場合もありますので、細心の注意が必要です。

食物アレルギーは、卵・牛乳・小麦のこの3種類が特に多く、これらの成分が含まれている場合は、その製品のパッケージの成分表の欄に必ず記載が義務付けられていますので、購入の際には必ず確認するようにしましょう。

 

治療に対する重要な3つの考え方

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  1. アレルギー検査を受けてアレルゲン(原因物質)を特定するするが悲観しない
  2. 自己判断で必要以上に除去する食べ物を増やさない
  3. アレルゲンとなる食べ物も食べられるように徐々に試していく

アレルギー検査で判明した食べ物が、可能性が高いというだけであって、必ずアレルゲンとは限らないので悲観しないで冷静に対応するようにして下さい。

また、勝手な自己判断で、卵や牛乳などを赤ちゃんに与えるのを控えたりすると、栄養不足や栄養の偏りの原因にもなりますので、必ず医師と相談して治療するようにして下さい。

赤ちゃんの段階ではアレルゲンとなっている食べ物でも、赤ちゃんの消化器系が未発達でアレルギーが出ている場合も多く、成長ともに食べられるようにもなる場合もありますので、ある程度成長してきた段階で、除去してきた食べ物も徐々に食べさせてみるという考え方も、将来の子供の食生活を考慮すると重要な考え方になります。

 

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